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忘れられない恋

今からもう何年も前、大好きな人がいた。

夏のある夜、気の進まない人とのデートの予定があった友人に、お茶を濁すために、『お願い!一緒に来て~』と頼まれて、何で私が…と思いながらも、その場に合流したことがあった。

私を含む3人という不自然なメンツで、(確か私は途中参加だった)どこに行こうか…と相談して、そこが六本木だったので、その男性が知っているクラブになんとなく入った。

そこは小さなクラブで、人も少なく、私はなんとなく彼女を笑わせようと、職場のお客さんにもらった葉巻を、味も分からないくせにふかしながら、彼女に絡んでラップダンス(つまりエロエロダンス)をしていた。私は、彼女が笑ってくれるのが大好きだった。

そうやって、彼女に絡んで踊ったり、時にはその男性に彼女を預けて一人で踊ったり(一応デートだったし)していた時。

ふとカウンターに座った瞬間。

ガンガンガン!!と後ろからガラスを叩く音がした。

一瞬訳が分からず、後ろを振り向くと、気づかなかったけど後ろはDJブースだった。そしてその中には、見たこともないくらい直球ド真ん中に好みの男の子が、ニコニコしながら、こっちに来て、という仕草で手をひらひらと振っていた。

心臓がぎゅっ、となった。

でも、そんなことはおくびにも出さず、ニコリと笑い返して、カウンターから立ってまた踊り始めた。彼が見ていることを背中で意識しながら。

彼はしつこく、DJブースの中からガラスを叩いた。

私は、目線だけ彼と合わせながら、でも踊り続けた。私の友達は大ウケで、もっとからかいなよ、という風に目をキラキラさせていた。たまにカウンターに座ると、ほとんど声も届かないのに、中からガラスを叩いて、『Watch me!!』と叫んでいた。

すると。

彼はブースの中で、ストリップの真似事を始めた。私と友達はまた大笑い。でも、脱ぎそうで脱がない、という繰り返しをして、彼もいたずらっぽく笑った。

そんな風に、彼と出会った。

彼は、日本に仕事で来ていて、日本に来る前は、ヨーロッパに滞在、そこでは本物のストリッパーをやっていた。そして、

史上最強のプレイボーイ

だった。見るからに、遊び人のニオイがぷんぷんと漂う人だった。それも、なんの罪悪感も持たない、無邪気な遊び人。天性の女好き。私は、彼が本気ではないのを知っていて、それでも惹かれた。あんなに綺麗な生き物を見たのは初めてだった。

1ヶ月ほどの日本滞在中、何度も彼に会った。何もあとに残らないことがわかっていて。彼が日本を去った後も、忘れられなかった。何度かメールのやりとりはしたけど、『いつ○○(彼の国)に来る?』そればかりで、私も『いつかね』と返すくらいだった。

そして、約2年後。

ある日、知らない番号から着信があった。当時私は仕事用とプライベート用、2台の携帯を持っていて、鳴ったのはプライベート用だったので、知らない番号だったけれど電話を取った。

『僕だよ。カルロス(仮名)。分かる?』

…息が止まりそうになった。この人が、私の番号を、まだ持っていたなんて。何十人いるか分からない、東京でのお相手の中で、私にも連絡をしてくるなんて。

『あぁ、久しぶり。日本に来ていたの?』

出来るだけ平静を装って言った。

その翌日会う約束をして、電話を切った。どうしよう、あの人が戻ってきたなんて。やっと、思い出すこともなくなっていたのに。一気にあの頃の思いが甦ってきた。会ってしまったら、きっと私は負けてしまう。

長くなったので、続く



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