スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ハーフの子供の苦悩

少し前になりますが、旦那さまの友達Rの家でバーベキューをやりました。

Rはバーベキューが大好きで、年に何度かは必ず主催しています。Rはニカラグア人、奥様は日本人。

R主催のバーベキューはこれで3度目でしたが、1回目は公園、2回目はRの自宅でしたが、奥様不在、今回初めてまともに奥様に会いました。

感激した。


何がって、旦那さまの友達の奥さん連中(日本人の場合)で初めて、わけへだてなく話してくれる人だったから。

私が夜の仕事をしているのを知っていて、ろくに話をしたこともないのに軽く軽蔑したような態度を取る人とか、こちらから話しかけなければまともに話してくれない人とか(頑張って話しかけていたけど、何度も会う内に疲れて、もうこちらから特に話題をふるのをやめたら、本当に会話がなくなった)、そういう人ばっかりだったので、ただ普通に話をしてくれる、そういう人に会えたのがとてもうれしかった。

Rの家は2歳半の男の子と、4歳くらいの女の子がいて、二人ともすご~くかわいいので、私は以前から彼らが好きだった。

今回遊びに行った時も、2人とたくさん遊んで、男連中は奥さんをほっぽらかして男だけで庭先で肉を食っている中(こういう時って、ラテンの男って本当に奥さんそっちのけだよね、とRの奥さんも言っていた)、奥さんともたくさん話をした。

奥さんはニカラグアに2年くらいいたので、スペイン語がペラペラ。すごく飾らなくて、素朴ないい人だった。

そのバーベキューパーティ中、驚いたことがあった。

Rと奥さんの会話は主にスペイン語。でも、なんと、子供2人はほとんどスペイン語が分からないという。これだけスペイン語を聞いてるのに?奥さんと子供の会話は日本語だし、保育園でも日本語だし、Rは仕事で不在がち。

来ていた友達の中に、夫婦共にアルゼンチンの人がいて、彼らも2人の子供を連れてきていた。そして、その2人の子供は、スペイン語しか分からない。夫婦は2人とも日本語レベルはゼロ。

Rの4歳の子供、アンジーは、お目目くりっくりのお人形さんみたいな外人顔にして、中身はすっかり日本人。

アルゼンチン人の子供(3~4歳で同年代)が、リロ&スティッチのスペイン語版が流れるTVを、かぶりつきの至近距離で見ていた。

アンジーは、『そんな近くで見ちゃダメ!TV消すからね。ちゃんと離れたら、つけてあげる。』と日本語で言って、必死にアルゼンチン人の子供を押しやる。ところが、彼女に言葉が通じないので、その子は同じくアンジーを突き飛ばす。そんなやり取りを、私はコロナを飲みつつ眺めていた(止めろよ)。

とうとう、アルゼンチン人の子供が泣き出した。

それを聞きつけたRが庭先から恐ろしい形相で飛んできて、アンジーをスペイン語で怒鳴り、誰もいない奥の部屋へアンジーを閉じ込める。Rは少し酔っ払っていたのか(Rは、酔っ払うとみんなに嫌がられるくらい酒癖が悪い)、それとも『自宅に招いた友人の子供を泣かせる』行為がいけないのか、とにかく理由も聞かずにアンジーを叱った。

アンジーは必死にその部屋から出てきて、お母さんに抱きついて大泣き。

お母さんに理由を聞かれても、泣きじゃくって言葉にならないアンジーがかわいそうで、私は言った。

『違うよね。いじわるしたんじゃなくて、TVを近くで見ちゃダメって、言ったんだよね。離れたらちゃんとつけてあげるよって、アンジーは言ったんだよね。アンジーはおねえちゃんだから、えらかったんだもんね。』

すると、泣いていたアンジーは、暗闇の中でやっと光を見つけたみたいに、ぱっと顔を輝かせた。

お母さんは、『あぁ~~~そうか!!それ、いつもお母さんがアンジーに言うことなんだよね。だから、同じことをアンジーはあの子に言ってあげたんだね。でもね、アンジー、あの子たちは、アンジーの言っていることが分からないんだよ。パパと同じ言葉しか分からないの。だから、パパと同じ言葉で、お話してあげて?』と、優しく言った。

アンジーは、少しはスペイン語が分かるんだろうけれど、上手に話せないから恥ずかしいのか、それとももどかしくてイヤなのか分からないけど、頑なにスペイン語が分からないと言っていた。

奥さんいわく、Rはこうやって、理由も分からないのに頭ごなしにアンジーたちを叱ることがあるそうだ。Rは、どうしてアンジーがその行動を取ったのか、聞かないから(言葉が通じないから)分からない。アンジーは、パパがどうして自分を叱るのか、分からない(説明ができない)。

親子でこんな理不尽なことってあるだろうか。

でも、Rの家族が成り立っているのは、あの素晴らしい奥さんのおかげだと思う。奥さんは、ちゃんとアンジーたちの言うことを、ゆっくり顔を見ながら聞くのだ。そして、アンジーに分かる簡単な言葉で、説明をする。

私はアンジーにすっかり気に入られ、公園に連れて行かれたり、おしゃれごっこをしたり、たくさん遊んでもらった。4歳の小さなアンジーが取る行動には、ちゃんと全部意味があった。子供だって、ちゃんと色んなことを考えているんだって改めて思った。

後日。

ありがとうの意味を込めて、トイ・ストーリーのバズが好きなアンジーの弟には、バズのおもちゃ、ディズニープリンセスが大好きなアンジーには、プリンセスのパンツセットを買って、旦那さまにRに渡すよう頼んだ。

近いうち、また奥さんとお話がしたいな。アンジーたちとも、また遊びたいな。













コメント

Mamitaサン、

良い方に出会えて良かったですね~♪
所で、
Rサンと言う方はもったいないです。
お子さんと(スペイン語で)話す時間を作ったら良いのに(涙)
私の友人や知人にはアメリカ人(在沖米軍関係者)と結婚した人多いですが、
そのうち何組かは子供がいて、みな両方の言葉を話すので、
ハーフの人達は(両親が離婚してない場合)
2ヶ国語を話すのが当たり前。と思っていました f^_^;

それにしても、そのアンジーちゃんは…
将来、精神的に打たれ強い女性になりそうです。
(今、コトバの壁と立ち向かっている為)

2007/05/25 (Fri) 23:19 | S.inO. #- | URL | 編集

shokoさん☆

米軍関係者だとまた少し事情が違うかもしれませんね。オンベースで生活をして、中の学校に通っていたら、生活の中心は英語になりますし。

私の大学の先生で、敬愛する中国人の先生のお子さんは、奥さん(お母さん)が中国人、旦那さま(お父さん)は日本人、ただし二人とも大学の中国語講師という恵まれた環境ながら、普通の日本の学校に行き、多分今は20歳前後ですが、ほぼ全く中国語がわからないそうです。私も驚きました。

Rは、多分うちと同じような労働条件ですから(うちの旦那と同じ会社)、本当に仕事ばっかりして、なかなか家にいる時間がないんじゃないかと思います。あんまり教育熱心なタイプでもないし。

うちもまだ子供もいないのに今から心配です。

2007/05/26 (Sat) 00:11 | まみちゃん #lE4ggAI. | URL | 編集

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。