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優しいおまわりさん

私は、とにかく帰りたかった。

早く、家に帰って安心したかった。

旦那さまは夜勤でいないし、今電話しても仕事中なので出ない。

もしロイヤルホストを出て、またその男に見つかったとしても、息を整えて走れるようにさえしておけばいい。

とにかく、ロイヤルホストのベンチで、息が落ち着くのを待った。だいたい、5分くらい。

もう走れそうだと思ったので、そっとロイホを出て、辺りを見回す。

見回しても、その男の影はなかった。

私は、用心しながら、大通りを歩いた。しばらく歩くと、うちからほんの1~2分の距離のセブンイレブンに着いた。タンタン麺も食べられなかったことだし、私はセブンイレブンに入って、インスタントラーメンのコーナーをぼけ~っと眺めていた。タンタン麺は、なかった。

タンタン麺、ないなぁ、と思って、立ち尽くしていると、横から視線を感じた。


あの男が、立っていた。立って、こっちを見ている。

ぞっとした。

もうどうしたら良いのか分からなかった。

店員に言おうにも、何もされていない。ただ、見ているだけだから。

10秒くらい、その場に立ち尽くして、外を見ると、大通りの信号が青だった。渡って、100メートルくらい行けば、交番がある。

私は、セブンイレブンを早足で出ると、走って横断歩道を渡って、交番まで止まらずに走った。


走って交番に入ると、若いおまわりさんが、驚いた顔で、『どうしたんですか?!』と言った。

私は、息が苦しくて、何も言えないのと、やっと安全な場所に来たことで、緊張の糸が途切れたせいか、肩で息をしながら、ポロポロ涙をこぼした。

おまわりさんは、私を座らせてくれて、息が整うまで待ってくれた。

事情を説明すると、おまわりさんは男の特徴を紙に書いた。そして、しばらく色々と話をしてくれ、気のせいでも、間違いでもいいから、危ないと思ったらとにかく110番をするように、と言った。

それから、おまわりさんが送ってくれると言うので、大丈夫です、と言ったものの、熱心なおまわりさんは送ってくれた。

交番を出ると、パトロールか何かから帰ってきた別のおまわりさんに、おそらく私が言った男の特徴を伝えていた。

それから、私はおまわりさんと二人で歩いた。

少し前まで恐怖でいっぱいだった私は、

制服姿の男ってステキ

と、軽くときめいていた。

おまわりさんはおまわりさんで、私の家に近づけば近づくほど、止まりそうなほどに歩調がゆっくりになって、おしゃべりになった。なんだか、

一緒に下校していてもうじき家に着いちゃいそうな高校生カップル

みたい、と勝手に思った。

通常3分で着きそうな道のりを、倍くらいかけて歩いた。マンションの前まで来て、『ここです。ありがとうございました』とお礼を言うと、

『あ、はい。なんか無理に送ってきたみたいで、すみません。』

と、本当に高校生みたいにかわいいことを、おまわりさんは言った。

『いえ、心強かったです。本当にありがとうございました』ともう一度お礼を言うと、おまわりさんも、にっこり笑顔で、お辞儀をして帰っていった。

結論。

夜中にタンタン麺を食べようとしては、いけない。




コメント

こ・怖い…!!( ̄□ ̄川)
ホントにご無事でなによりでした。
それもう絶対に後をつけて来てるもの。
近くに交番があってホントによかった。
家まで来られたらシャレにならないし。
よく知ってる道でもやっぱり夜は気をつけないとダメなんですね…
おまわりさんがきちんと対応してくれてよかった。
私も夜中にタンタン麺が食べたくなっても我慢します!

2007/06/18 (Mon) 15:19 | マリ #qt/YOItg | URL | 編集

怖かったですよ~。
でも、まだ私の中で担々麺ブームは去っていなくて、ことあるごとに食べたいと思ってます。。。すっごいおいしいのを食べたら、気が済むかも。

恵比寿のウェスティンかどっかのが、おいしいって聞いたなぁ。。。

2007/06/21 (Thu) 02:07 | まみちゃん #lE4ggAI. | URL | 編集

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