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あの人のこと

帰りのフライトでのこと。

デルタ航空の飛行機に乗り込み、一段落着いた頃。

そのフライトには、一人だけ日本人の乗務員さんがいました。今思えば、私はペルーでの生活に少し疲れていました。

グラス一杯の水をもらうにも、気を使うこと。

食べたいものを食べたいと言えず、周りに合わせなければならないこと。

具合が悪くても、笑顔で親戚回りをしなければならないこと。

客席を回ってきたその乗務員の女性は、40代くらいの日本人女性でした。その人が、普通の丁寧なだけな接客をしたのなら、私も印象に残らなかったでしょう。でもその人は、まるで小さい時から知っている近所のおばさんのような…或いは友達のお母さんのような、親しい口調で私に話しかけてくれました。

それを聞いて、私の緊張の糸がぷちん、と切れました。

待って、待って、まだダメだ。家に帰ったら、誰にも遠慮することなく思いっきり泣くんだ。

そう思ったけど、一度切れた糸は、もう修正がきかなかった。

旦那さまは幸い眠っていたので、私は声をたてることもなく、ティッシュを握りしめて、静かにひたすら泣いた。機内は暗くされていたので、私は誰にも気づかれることなく、ポロポロと涙を流し続けた。

そうこうしている間に、旦那さまが起きて、泣いている私を見て驚いた。私は、見ている映画が悲しくて泣いているのだと言うと、旦那さまは優しく撫でてくれた。実際見ていた映画は、松嶋奈々子の『眉山』で、本当は全然映画の内容など気にとめていなかった。(あんまり面白くなかった)

あの時の乗務員さんは、私が泣いていたことも知らないし、彼女の対応が私の心に響いたことも知らないけど、私には忘れられない時間になった。

彼女にしてみたら、あれが普通の話し方だったのかもしれないけど、すごく優しくて、親しみやすい話し方をする人だった。

『あなたは?りんごジュース?氷はいらないの?はぁ~い、どうぞ!』

という感じで、明るいお母さんみたいな人だった。

もし彼女にお礼をいうことが出来たら、ありがとうと心から言いたい。あなたの言葉で、私は本当に癒されました。辛かったことが、全部洗い流されたような気分でした。

本当にありがとう。

コメント

はじめまして。peruanomamaさんのリンクから飛んできました。
読んでいて、共感してほろり~としました。 素敵な添乗員さんでよかったですね~

わたしも、主人の国へいったとき、初めて会う親戚にどきどきしたことを思い出しました。 

2008/01/08 (Tue) 14:50 | *yoko* #- | URL | 編集

yokoさん、はじめまして!

私、本当にこの添乗員さんに救われたんです。小さい頃に母を亡くしているせいか、昔から40代以上の女性にヨワいんです。犬のようになつきます。

もうほんとは、『聞いて、聞いて、すごくつらかったの。わ~ん!!』てな感じで大声で泣きつきたいくらいでした。

そういうのも、今となってはいい思い出ですけどね!

2008/01/09 (Wed) 03:10 | まみちゃん #lE4ggAI. | URL | 編集

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