スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

貧困が生む悲劇

バス174 スペシャル・エディション
バス174 スペシャル・エディションドキュメンタリー映画 ジョゼ・パジーリャ フィリッピ・ラセルダ

おすすめ平均
stars日本の将来をかんがえる
starsブラジルの子供たちをめぐるやりきれない状況をつきつけてくる優れたドキュメンタリー
stars迫力と怒りの傑作ドキュメンタリー。
stars桁外れな隣人愛に涙
stars路上の現実

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


お友達が、ぜひ観て欲しいと貸してくれました。

映画ではなく、実際にブラジルで起きたバスジャック事件のドキュメンタリーフィルムです。映像は、全て報道番組やセキュリティのカメラに映ったものを使っています。

ポルトガル語ならちょっとは分かるからと、旦那さまも自ら観たいというので一緒に観ました。



犯人は、幼い頃に目の前で母親を殺されて以来、ストリートチルドレンとして育った青年。

彼を取り巻く、路上生活者たちの証言を聞いていて切なくなった。彼は、決して悪人ではなかったと、私は思う。なぜ、こんなことになってしまったのか。

路上で暮らす子供たちを、誰も救えない事実。生きて行くために、盗みや売人の仕事などを覚えていかなければならない事実。真夜中、彼らが寝静まったのを見計らって、道路の敷石を彼らの頭の上に落として殺す人間がいる事実。彼らが死んで行くことについて、『街がきれいになるから良いことだ』と答える人が大勢いる事実。訓練もまともに受けたことのない、なんの経験もモラルもない警官が、当たり前のように彼らをなぶり殺して、罪に問われないという事実。

日の当たらない監獄。
湿っぽく汚らしい、地獄のような光景。3人部屋に、11人の囚人がひしめきあう。囚人同士うまくやらなければ、眠っている間に殺されて終わり。或いは、刑期がとっくに過ぎていても、なんの審理もしてもらえない。出される食べ物は、腐っている。

これが、監獄だ、と思った。

今、某所に収容されている知り合いがいるけど、彼はきっと、自分が刑務所で時間を過ごしたことを、後々ハクがついたように語る気がする。

でも、日本のように、泊まるところが欲しい、食事が欲しいという理由でわざと罪を犯して収容されようとする人がいるくらい、キレイな刑務所で過ごすのと、あの、地獄を絵に描いたようなブラジルの刑務所で過ごすのでは、まるで違うと思った。

考えに考えさせられるドキュメンタリーです。

なるべくたくさんの人が、見てくれたらいいと思います。これを観たら、日本に住む自分がいかに恵まれているか、などというありふれた言葉すら出ません。自分の境遇に感謝する以前に、ただひたすら、やりきれない気持ちになります。



テーマ: 映画 | ジャンル: 映画

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。